骨盤は、左右1対の寛骨、仙骨、尾骨で構成されています
にの整体では、女性の身体は男性の体と全く違ったものとして考えています。 男性の骨盤はコップのように縦長で女性の骨盤はブランデーグラスのように丸いカーブの横長の形をしています。 女性の骨盤は男性の骨盤に比べるとはるかに骨盤の動きが大きいのです。
骨盤には関節があり、骨盤と背骨をつなぐ関節である『仙腸関節』と骨盤と大腿骨(脚の骨)をつなぐ『股関節』の二つがあります。
仙腸関節…仙骨を左右の腸骨で挟む形をしている結合部分。上半身の重さをどしっと支えてくれていて、強い靭帯でおおわれています。
股関節…人体で最大の関節として体重を支え、歩く、立つ、しゃがむなど足の様々な運動を可能にしています。
上半身と下半身をつなぐ「仙腸関節」「股関節」で支えられている骨盤はもともと不安定で歪みやすい骨といえます。
子宮、卵巣、卵管、腟など骨盤に守られています。 また、骨盤底筋という筋肉が ハンモックのように広がって、 子宮や腟を支えています。
また女性の骨盤は
「呼吸のリズム」「1日のリズム」「月経周期のリズム)の中で仙骨と腸骨の間の仙腸関節と左右の恥骨をつなぐ恥骨結合は3mm~5mm程度の僅かな動きで開閉(ユルんだり締まったり)しています
一呼吸の中でもその形を変えている骨盤は、緊張すれば閉じてリラックスすると開きます。一日のサイクルでは、骨盤は昼には閉じて夜には開いています。生理サイクルではホルモンの変化と連動して、生理後から排卵期にかけては骨盤が閉じていき、排卵期を過ぎると骨盤が徐々に開いていきます。
このように女性は男性に比べると、もともと骨盤が動きやすい身体の作りをしているのです。
この開閉のサイクルには主に女性ホルモンが深く関わっています。プロゲステロンというホルモンは体を緩める作用があり、排卵後にプロゲステロンの分泌がはじまってから骨盤が開き始め、生理2~3日目で最も骨盤がゆるみます。そこから自然に骨盤が引き締まっていき、また次の排卵を境にゆるんでいきます。このため生理周期の排卵から生理開始の約10日間は、骨盤が開き、体全体が緩んでいる時期となり、それ以外の約20日間は、骨盤が閉じて、体も締まっている時期になります。
女性の場合、生理周期と連動して骨盤が開閉を繰り返しています。 また骨盤は自律神経と深い関係があり、交感神経が優位になると骨盤が閉まり、副交感神経が優位になると骨盤が緩むという性質があります。
卵胞ホルモン…成長した卵胞から分泌されるホルモン。子宮内膜を増幅させ妊娠の準備をととのえます
黄体ホルモン…排卵後の卵胞が黄体となって分泌されるホルモン。子宮内膜を柔らかくして受精卵を着床しやすく整えます
子宮内膜が排卵に向けて再生される時期。体調が安定しているので、運動や体を動かすととても良い。 基礎体温が低温から高温期に変わるあたりが排卵日の目安です。
排卵後から次の月経の1週間前までは、ホルモンバランスが急変する時期。むくみなどの不調が出やすいので、 マッサージなどで、リンパや血流を促進し、リラックスして過ごしてください。
次の月経がはじまる前は、骨盤が開き、子宮にたくさんの血液が集まる時期。このタイミングで骨盤矯正で子宮機能を 正常に保つのことが重要です。
最も子宮が冷えやすい時期。この時期に子宮が冷えて硬くなると、生理痛や頭痛を招くことになります。 食事や入浴、整体などで身体の内側からも外側からも温めましょう
骨盤は
排卵日に近づくにつれて閉まり、排卵日を過ぎると生理にむけて骨盤は緩み、開いていくというサイクルです。月経(生理)が始まって2~3日目の出血量が多い時期に骨盤は緩みます。
このような骨盤の開閉が起こるのにはプロゲステロンという体を緩める作用があるホルモンの働きが影響しています。排卵後、プロゲステロンが分泌されはじめることで、 生理開始後2~3日目までの10日間は骨盤が開き、体全体が緩みます。その後20日間は骨盤が閉じて、体も締まります
また、骨盤の開閉と密接な関係のある女性ホルモンは、実に多様な働きと連動しています。 排卵や月経を促すのをはじめ、基礎体温、子宮内膜の厚みの変化や心身の状態などに深く関りをもっています。さらに肌質や髪の艶、ダイエットや女性らしいプロポーションの創出など、まさに身体の内から美容と健康をサポートする重要な作用があるのです。
女性ホルモンの低下は、生理不順や生理痛にも悪影響を及ぼしますし、将来的には更年期障害の度合いにも関係します。骨盤の歪みによるホルモンバランスの乱れのある場合は、早期の改善が望まれます。
骨盤が歪む原因は、生活習慣や運動不足など非常に様々です。
また、精神的な不安や悩み事もストレスとなって、歪む原因と無関係ではありません。
◯ 女性の骨盤は常に開閉をくりかえしている
(呼吸のリズム」「1日のリズム」「月経周期のリズム」によってユルんだり締まったったりしている)
◯ 骨盤内の関節が男性よりも弛みやすい(月経周期や出産のため)
◯ 骨盤が横に大きいのに筋力が弱い
骨盤は生理周期や1日の時間の流れの中で開閉しています。本来は日中に骨盤が閉ま流ことで「交感神経」と呼ばれる、 体を活動モードにする自律神経が働き、自然と体温がアップします。ところが生活習慣の乱れや姿勢の悪さによって骨盤が歪むと、 この開閉がスムーズにできなくなってしまいます。よって交感神経がしっかり働かず冷えやすくなるのです。
骨盤が開いている10日間は体がリラックスモードになっています。だるい、頭が働かない、眠くなるのは体が休みたいと言っているから。そんなときは無理をせず、ダラダラ過ごすようにしましょう。残りの20日間は無理をしてもいい時期です。体も積極的に動かすようにすれば脂肪を燃やすエネルギー増えているのでダイエットにも良いタイミングです
骨盤が開いていてだるさを感じる10日間は無理して仕事や遊びをがんばっても逆効果。残りの20日間に影響がでるといいます。 特に生理痛がひどい人は骨盤が開いている10日間をゆったりと過ごすようにしましょう。生理痛が起こる原因の1つが体をしっかり休ませていないことによるストレスともいわれています。
開閉リズムが整っていない人はどんなに眠ってもだるさが残ったり、むくみがとれなかったり、生理痛につながるといわれます。
開閉リズムを整えるには、だるさやむくみがでているような骨盤が緩んでいる時期は無理をしないで、骨盤矯正やオイルマッサージ……など体がリラックスする施術を行います。逆に骨盤が締まっていて体が動かしやすいときには、施術の時間を長くしたり少しストレッチやマッサージの圧を強くしたりします。
自宅でも開閉リズムを整える体操を指導させていただきます。